神社仏閣巡り

杖珠院

【じょうじゅいん】
南房総市白浜町白浜4295
0470-38-2249
境内見学自由

「八犬伝」のモデルになった戦国武将
「里見氏」の菩提寺

江戸時代の文豪・曲亭馬琴が28年もの年月をかけて著した大長編小説「南総里見八犬伝」。
ここ杖珠院は「八犬伝」のモデルになった戦国武将「里見氏」の菩提寺として知られています。
白浜の花畑や紺碧の太平洋を見下ろす小高い土地に佇む曹洞宗の寺院で、
初代・里見義実のお墓はこの寺院内にあり、今尚この高台から安房の人々の生活を見守っています。
本堂内には里見氏初代以下四代の木像や、里見家古文書なども展示されており、
安房の歴史の貴重な1ページを垣間見ることができます。
また、民話でも語り継がれている「杖珠院の梵鐘」もあり、
昔から地元の人たちに親しまれている寺院です。

ガイドブックには載っていないかもしれない

耳より情報

義実公の姿を見られるのはここだけ!

本堂の中には初代である里見義実公をはじめ、成義・義通・義豊の3人の木像を拝観することが出来ます。八犬伝の物語で全国的に有名な義実公ですが、肖像画などの歴史的史料が現存していないため、この木像が義実公の面影を伺うことが出来る唯一のものと言えるかもしれません。