神社仏閣巡り

下立松原神社

【しもたてまつばらじんじゃ】
南房総市白浜町滝口1728
0470-38-2348
境内見学自由

平安時代「古語拾遺」にも名を残す
多くの武将に愛された古社

白浜町滝口にある、祭神に天日鷲命(あめのひわしのみこと)を祀る式内社で、
地元では、小鷹明神とも呼ばれ親しまれています。
阿波の忌部の祖神天日鷲命の孫由布津主命が天富命とともに安房地方の開拓にあたった時に、
天日鷲命をお祀りしたのが下立松原神社の起源とされています。
上陸当時、野山に鹿が多く、住民がその被害に苦しんでいたのを見た神々が
狩を行い害を除き住民を安堵させた神徳を慕い、今でも神事として神狩祭が行われています。
また、古来武将からの尊崇も厚く、源頼朝公や里見義実公などが
太刀を奉納して武運長久を祈願しています。

ガイドブックには載っていないかもしれない

耳より情報

「白浜の頼朝伝説」は必読の面白さ!

平家を倒して源氏の世にしようとした源頼朝は、伊豆の石橋山の戦いに敗れて安房の平北郡猟島(へいほくごうりょうしま)(鋸南町)に逃げてきました。その後、再起を願う頼朝は、味方を得るために安房の国中を勢力的に巡回し、その道中で白浜にも立ち寄り、町内の各地に多くの伝承を残していきました。