絶景の裏に歴史あり

海底地すべり地層

【かいていじすべりだんそう】
南房総市白浜町白浜
南房総市観光協会:0470-28-5307
9時~16時(10月~4月)9時~16時半(5月~9月)

道路工事中に偶然発見された
大規模海底地すべり断層

海底地すべり断層は、平成22年に開通した道路「安房グリーンライン」の工事により発見されました。
地質遺産としての学術的な価値はもちろん、200万年前の巨大地震の痕跡という地球規模の
年月の流れを実感することが出来るスポットとしても注目を集めています。
<大規模海底地すべりと巨大地震>(案内板より一部抜粋)
この地層は、約200万年前の巨大地震によって砂層が液状化し、海底斜面をすべり落ちたものです。
砂層が液状化してしまうと、その上に堆積していた他の堆積物も斜面を崩れ落ちるため、
地層が分断、回転してしまいます。地層の上下判定からは、地層の上下が逆転したブロックも確認され、
この露頭の形成時に激しく撹拌されたことを物語っています。